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動画編集の案件の金額を見てみなさんどう思いますか?
10分動画が4千円とか、すっごい安い単価がざらにありますよね。
1分のショート動画だと、500円の案件もたくさんあります。
Adobeのコンプリートプランの料金が年間5万円、スクールはだいたい15万円以上かかりますから、そのもとを取るために何時間働く必要があるのか考えると、気軽に始められるものではないことがわかります。
初心者でも応募可能な案件はたくさんありますが、そのほとんどが割に合いません。時間単価にすると200円とか100とか、それより低くなることはざらです。
でも当然の部分はあるんです。
初心者の場合、10分くらいの動画で修正箇所が100個所以上あるケースもあるでしょう。
ディレクターからすれば、
「こんなんだったら自分でやったほうが早いわ。」
って思いますよね。
たくさん修正指示を出しても、直っていない箇所があることもあるでしょう。
教育のための手数料を差し引かないとやってられません。
しっかり成長してもらわないと、単価は上げられないわけです。
初心者応募可能な案件はそもそもの金額が安いということもあると思いますが・・・。
動画編集は、他のクリエイティブ職に比べて稼げるようになるまでが早いけど、ちゃんとした動画が作れるようになるまで、やっぱりそれなりに時間がかかります。
編集者目線に立つと、ディレクターガチャは凄く重要です。ディレクターには尽くしがいがある人と、そうでない人がいます。
尽くしがいのない人は、私の実体験も交えていうと、こんな人です。
事前に質問したことに対して確認しない(自分より上の人に確認することを嫌がる)。
素材の差し替えが多くても追加報酬の話が全くない(修正の段階で画像10枚以上の差し替えがあったのにも関わらず、報酬について話がなかったときはさすがにキレました)。
自分より上の商流の人との認識の共有・確認作業が不足しているため、修正指示に一貫性がない。
こんなディレクターの下では、仕事のやる気がでないし、修正対応に無駄に時間がかかります。指示通りに修正した箇所が修正前に戻ることもあります。
このように、編集者の労働時間や報酬について全く配慮がないディレクターが存在します。
一生懸命頑張って掴んだチャンスの末、そんな人に当たった時のことを想像してみてください。
そりゃあ途中で飛んじゃう人、止めちゃう人がたくさんいることも不思議ではないですよね。
だからこそ、自分が代えの利かない貴重な編集者になって、逆にディレクターを選べるようになることが必要です。
そのためには、
完コピ練習をして編集スキルを上げる。
ディレクターからのヘルプに応える。
ことが必要です。
編集スキルを上げる一番の方法は、いろんな動画を完コピすることです。
完コピ練習をすれば、ダサくないテロップデザインや場面に合ったアニメーション・演出などのスキルが着実に上がり、脱初心者が早くなります。応募したい案件の動画を完コピしてポートフォリオとして見せれば、営業もにも役立ちます。
初心者のうちは、「これどうやっているの?」と、わからない箇所がたくさんありますが、Premiere Proの操作については、ネットで調べれば大体答えが出てきます。なので一通り学んだあとにするこは完コピ練習です。
私は完コピ練習で作った動画をポートフォリオに載せてから、営業が上手くいくようになりました。現在は複数のチームに所属でき、少しずつですが、単価を上げることができています。