筋トレによる健康面の効果について【冷え性・花粉症・生活習慣病・アンチエイジング】

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健康には数ある運動のなかでも筋トレが効果的でオススメ

慢性的な運動不足は、代謝の低下・慢性的な疲労感・過度なストレス・老化現象・生活習慣病・冷え性・花粉症・生活習慣病などのリスクが高まります。

「健康のためには運動が良い」のは一般常識ですが、せっかく貴重な時間を使うのであれば、なるべく多くのメリットが得られる運動をしたいですよね?

数ある運動のなかで、オススメなのは、ずばり筋トレです。筋トレは健康に良いだけでなく、見た目や精神面、生活の質に、たくさんの素晴らしい効果をもたらしてくれるからです。

このブログは、

  • 筋トレと食事制限で20㎏のダイエットに成功
  • 独学でベンチプレス100㎏をクリアした(今は無理)
  • 現在の趣味は、子供との運動

の自称筋トレ愛好家の筆者が、学んだことを書いています。

この記事を読めば、様々な症状・病気に対して、筋トレが効く理由も書いているので、理解したうえで、健康のために筋トレを頑張ることができます。次のような方は、ぜひご覧ください。

  • 健康のためになにか運動を始めたい
  • 聞いたことがある筋トレの効果が、本当なのかを確かめたい
  • モチベーションが上がらず筋トレが続かないので、改めて良さを知りたい

根拠になる参考文献については、各見出し毎に掲載していますので、興味がある方はそちらもご覧ください。

なお、健康に良いとされている筋トレは、適度な強度の筋トレです。激しいトレーニングの場合は、この記事に書いてあることがすべて当てはまるわけではありませんので、ご注意ください。

筋トレはダイエットに効果的

「筋肉量が増加すれば、基礎代謝(内臓の働きや呼吸など、意識していなくても消費するエネルギー)が上がり、痩せやすく、太りにくい身体を作ることができる。」

というのは多くの方が知っていると思いますが、ほかにも、

筋トレによって溜まった乳酸がトリガーになって、脳下垂体から分泌される成長ホルモンは、「骨や筋肉の発達・回復を促す」、「中性脂肪の分解を促す」効果があります。

また、運動自体のエネルギー消費量は有酸素運動の方が高いので、筋トレ(無酸素運動)と有酸素運動を組み合わせれば、より効率的にダイエットできるようになります。

順番は筋トレのあとに、有酸素運動です。

身体の仕組みとして、「有酸素運動を先にしてしまうと、成長ホルモンの分泌が抑えられる」ということが科学的に証明されているからです。筋トレを先に行って、成長ホルモンの働きを活かしながら、効率良くダイエットしましょう。

筋トレによるストレス解消効果

筋トレを定期的に行う人ほど、眠りの質が良いという研究結果もあります。特に深い睡眠「ノンレム睡眠」が増えることで、体の回復が早まり、翌朝の目覚めがスッキリ。

また、筋トレにはストレスホルモン「コルチゾール」を抑える効果もあり、心の健康にも良い影響を与えます。ストレスを感じやすい現代人には、まさに必須の習慣と言えます。

筋トレは自律神経を整える

「最近なんだか疲れやすい」「眠れない日が続く…」そんな悩み、抱えていませんか?実はそれ、自律神経の乱れが原因かもしれません。そんなときにおすすめなのが筋トレ。筋トレと聞くと筋肉をつけるイメージが強いですが、実は自律神経の調整にも効果があるんです。

筋トレが自律神経を整える理由

筋トレは交感神経(活動モード)と副交感神経(リラックスモード)のバランスを改善します。トレーニング中は交感神経が優位になりますが、終了後は副交感神経が優位になり、リラックス効果をもたらします。このリズムが繰り返されることで、自律神経が正常な働きを取り戻します。

睡眠の質が向上する

筋トレで体を疲れさせることで、夜間の睡眠の質が格段に上がります。寝つきが良くなり、深い睡眠が取れるようになると、副交感神経がしっかり働き、疲労回復やストレス軽減に役立ちます。

幸福ホルモンの分泌を促す

筋トレをすると、セロトニンやエンドルフィンなどの「幸福ホルモン」が分泌されます。これらは精神を安定させ、イライラや不安感を和らげる効果があります。筋トレは心の健康にも良い影響を与えるんです。

筋トレは冷え性に効く

血行促進による体温維持

女性を中心に多くの人が悩む「冷え性」。その大きな原因の一つが「血流の悪さ」です。筋トレをすると、筋肉のポンプ作用が働き、全身の血行が促進されます。これにより末端までしっかり血が巡り、体温が安定しやすくなるんです。

特に脚やお尻など大きな筋肉を動かすことで、下半身の血流が改善され、冷えの改善につながります。

筋肉の熱産生能力がカギ

筋肉は、エネルギーを燃やして熱を生み出す「暖房器具」のような役割も果たします。つまり筋肉量が多いほど、寒さに強くなるというわけです。これは体温を維持するために非常に重要な要素です。

冷え性の人に筋肉が少ない傾向があるのは、まさにこのため。筋トレで筋肉量を増やせば、体が内側から温まりやすくなるという仕組みなんですね。

筋トレは花粉症に効く

免疫バランスの正常化

花粉症は「免疫の過剰反応」が原因です。筋トレにはこの免疫バランスを整える効果があります。適度な運動によって、炎症を引き起こすサイトカインの分泌が抑えられ、免疫の過敏な反応が落ち着くとされています。

つまり、筋トレをすることで体の防御機能が「冷静」になり、アレルゲンに過剰反応しにくくなるわけです。

抗炎症作用とストレス緩和

筋トレは炎症を抑える物質「抗炎症性サイトカイン」の分泌を促進します。これにより、鼻や目のかゆみ、くしゃみなどの症状が緩和される可能性があります。

また、ストレスも花粉症を悪化させる要因の一つ。筋トレによるストレス解消効果が、間接的に花粉症対策にもなるんです。

生活習慣病の予防に役立つ筋トレ

糖尿病予防:インスリン感受性の改善

筋トレが特に効果を発揮するのが「糖尿病予防」です。糖尿病は血糖値をコントロールできなくなる病気で、インスリンというホルモンの働きが弱まることが原因。しかし、筋肉には「グルコース(糖)」を吸収してエネルギーとして使う力があります。

筋トレによって筋肉量が増えると、インスリンが効きやすくなり(インスリン感受性が向上)、血糖値のコントロールがスムーズになります。これは、糖尿病の発症を防ぐだけでなく、すでに糖尿病を患っている人の血糖コントロールにも効果的です。

さらに、筋トレは脂肪を減らす働きもあるため、内臓脂肪が原因の「2型糖尿病」にも予防効果を発揮します。

高血圧対策:血管の柔軟性維持

高血圧の予防にも、筋トレは一役買っています。筋肉を動かすことで血液の循環が活発になり、血管の壁に適度な刺激が加わることで、血管が柔らかく保たれるんです。これが、血圧の上昇を抑える要因となります。

また、ストレスによる血圧上昇も筋トレで軽減可能。ストレスホルモンが減ることで、心拍数や血圧の変動も安定しやすくなります。

筋トレ直後は一時的に血圧が上がることもありますが、長期的には血圧を正常に保つために有効とされています。

コレステロール・中性脂肪の抑制

血液中の脂質バランス、気になっていませんか?中性脂肪や悪玉コレステロール(LDL)が高いと、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが跳ね上がります。そこで筋トレの出番。

筋トレを継続することで、善玉コレステロール(HDL)が増え、悪玉の働きを抑える効果が期待できます。また、中性脂肪の燃焼を促進するため、血液の状態がクリーンになります。

筋肉は「脂質代謝の工場」のようなもの。働きが良ければ、体の中からキレイになるんです。

心と脳にも効く筋トレのパワー

セロトニン・ドーパミン分泌促進

「筋トレすると気分が良くなる」と感じたこと、ありませんか?それは脳内で「セロトニン」や「ドーパミン」といった“幸せホルモン”が分泌されるからです。

セロトニンは心を落ち着かせ、イライラや不安感を減らしてくれる効果があります。特に朝に筋トレをすると、その日1日気持ちがポジティブに保たれることも。さらにドーパミンはやる気や集中力を高めてくれるので、仕事のパフォーマンスもアップします。

筋トレはメンタルの「最強サプリ」とも言える存在です。

認知機能の向上とうつ病予防

最近の研究では、筋トレが脳の働きに良い影響を与えることがわかっています。具体的には、記憶力や判断力、集中力の向上です。これは、筋トレによって脳の血流が良くなり、神経細胞の活動が活発になるためです。

また、うつ病の予防にも効果があるとされ、医療現場でも運動療法として導入されることが増えています。筋トレは「脳のアンチエイジング」にも有効なんです。

姿勢とバランス力の改善

姿勢が整えば内臓の働きも活性化

姿勢が悪いと、見た目の印象だけでなく、内臓にも大きな負担がかかります。猫背になると肺が圧迫されて呼吸が浅くなり、胃腸の働きも弱くなります。しかし、筋トレで体幹や背中の筋肉を鍛えることで、自然と姿勢が良くなるんです。

姿勢が整えば、内臓が正しい位置に収まり、消化や代謝もスムーズに。呼吸が深くなることで、酸素の取り込みも向上し、疲れにくい体になります。

見た目もスッキリし、自信を持って人前に立てるようになりますよ。

転倒予防に役立つ体幹強化

高齢になると、ちょっとした段差でつまずいたり、転倒するリスクが高まります。これを防ぐカギが「バランス力」。筋トレ、とくに体幹トレーニングによってこのバランス力を高めることができます。

体幹がしっかりすると、日常の動作が安定し、転倒リスクがぐんと下がります。これは年配の方だけでなく、若い人にとっても大切なこと。ケガの予防やスポーツパフォーマンスの向上にもつながります。

骨と関節の健康維持

骨密度を高め骨粗鬆症を防ぐ

加齢とともに気になるのが「骨の弱化」。特に女性は閉経後、ホルモンバランスの影響で骨密度が急激に低下しやすく、骨粗鬆症になるリスクが高まります。そこで筋トレが非常に有効です。

筋肉が骨に与える“刺激”は、骨を強くするための重要な信号。負荷のかかる運動を繰り返すことで、骨の形成が活性化し、密度が上がるのです。これは薬に頼らず骨を丈夫に保つ、自然な手段と言えます。

さらに、筋肉と骨は連動して動くパートナー。筋肉が衰えれば骨への刺激も減るため、筋トレは骨の健康維持に欠かせない存在なのです。

関節の可動域と安定性の向上

関節が硬くて動きにくい、膝が痛い、肩が回らない――そんな悩みを持っている人も多いのでは?それらは、筋力の低下や関節周囲の筋肉の硬化が原因であることが多いです。

筋トレを継続することで、関節を支える筋肉や靭帯が強化され、可動域(動かせる範囲)が広がります。これは、スポーツや日常生活の動作を快適に行うためにも必要なこと。さらに、関節を安定させる筋肉がしっかり働くようになると、負担が分散されて痛みの予防にもなります。

関節を守るために必要なのは“安静”ではなく“適切な筋トレ”。これは今や、運動療法の常識でもあります。

老化予防とアンチエイジング効果

筋トレで若返るホルモン分泌

「最近、老けた気がする…」と感じているあなた。もしかしたら筋肉不足が原因かもしれません。筋トレをすると、成長ホルモンやテストステロンといった“若返りホルモン”の分泌が促されることが分かっています。

これらのホルモンは、細胞の修復や新陳代謝を活発にするため、肌のハリや髪のツヤ、体型の維持にもつながります。つまり、見た目の若さを保つ上で、筋トレはとても効果的なんです。

運動後に「肌が明るく見える」「血色が良くなる」と感じたことがある人も多いはず。それは筋トレによるホルモンと血流の相乗効果なんです。

肌や体型の維持にも貢献

筋トレで引き締まったボディラインは、若さの象徴。逆に筋肉が落ちて脂肪がつくと、たるみやすく、年齢よりも老けて見られがちです。特に二の腕やお腹周りの筋肉が落ちると、服の上からでも“老化”が目立ってしまいます。

筋トレは、そうしたたるみを防ぐ「天然のリフトアップ」。さらに、代謝が上がることで肌のターンオーバーも促進され、くすみやシミの改善にもつながります。

美しく、若々しくいるために、筋トレはまさに“最強の美容法”なのです。

免疫力アップで病気に負けない体づくり

免疫細胞の活性化

筋トレによって得られる健康効果のひとつが「免疫力の向上」。筋トレは体内の免疫細胞、特にナチュラルキラー細胞(NK細胞)やマクロファージの働きを活性化させると言われています。

これにより、ウイルスや細菌への抵抗力が高まり、風邪をひきにくくなる体が作られるんです。日々のちょっとした体調不良が減るだけでも、QOL(生活の質)はぐんと上がります。

季節の変わり目や感染症の流行時期に体調を崩しやすい方こそ、筋トレを習慣にすることでそのリスクを減らせるかもしれません。

炎症反応を抑える体内環境の整備

慢性的な炎症は、さまざまな病気の温床です。心臓病、糖尿病、がんなども、体内の炎症反応が引き金になるケースが多くあります。

筋トレは、この「慢性炎症」を抑える効果があるとされています。筋肉から分泌される「マイオカイン」という物質が、体の中で抗炎症作用を発揮するからです。

つまり、筋トレはただの運動ではなく、体内の“環境改善”にもつながる総合的な健康法なんです。

精神的な安定と自己肯定感の向上

達成感と自己評価の向上

筋トレは、見た目だけでなく「心」も鍛えます。特に、継続することで得られる「達成感」は、自己肯定感を高めてくれます。昨日よりも重いダンベルを持てた、回数が増えた、体が引き締まってきた――そうした小さな成功体験が、自信となって積み重なっていきます。

この“自分を認める力”が、人生全体を前向きにする原動力になるんです。

筋トレを習慣化している人は、仕事でも私生活でも自己管理能力が高まり、目標達成力も向上するというデータもあります。まさに心と体を同時に鍛えられる、最強の自己成長ツールです。

社交的な活動につながるポジティブ効果

筋トレによって得られるもう一つの効果が、「ポジティブな社交性」。体が引き締まれば自信を持てるようになり、人前に出ることが楽しくなります。ジムやサークルなど、新たな人間関係が生まれるきっかけにもなります。

また、筋トレは“共通の趣味”として、家族やパートナーとのコミュニケーションにも役立つツール。孤独を感じやすい現代社会において、筋トレは人とのつながりを作る重要な一歩になるのです。

まとめ:筋トレは全身の健康に効く万能な習慣

ここまで読んで、「筋トレって想像以上にすごい…」と感じたのではないでしょうか?筋トレは単なる体づくりのためだけの運動ではなく、冷え性、花粉症、生活習慣病、心の安定、アンチエイジングなど、あらゆる健康課題に働きかける“万能薬”のような存在です。

しかも特別な器具やジムがなくても、自宅でのちょっとしたトレーニングから始められるのが魅力。無理なく続けることが、健康への一番の近道です。

これからの人生、健康でいたいと願うすべての人にとって、筋トレは最強の味方になります。今日から、少しずつでも始めてみてはいかがでしょうか?

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